⑧3 甲浦港(かんのうらこう)

甲浦港(かんのうらこう)

  甲浦湾は天然の良港だが、約百年ごとに発生する南海地震の津波被害をうける宿命もある。漁業や廻船業で繁栄。港は、内港と浅宇津(あそうづ)外港とに分かれる。内港は西股と東股に分かれて、その形がカブトのクワ型に似るため「甲(かぶと)浦」になったとする説、湾内に甲貝(かぶとがい=クマサカガイ)がいたからという説もある。浅宇津外港は、以前は高知や阪神方面の汽船やフェリー航路があった。港の出入口は、葛島をはさんで東西2カ所に分かれ、唐人ケ鼻~葛島間を土佐口、葛島~竹ケ島間を京口と言う。

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