④11 白小石と里神社


白小石と里神社

  天正3年7月、長宗我部兵の野根城館奇襲により野根一族は阿波国へ落ちのびていった。その途中、野根国長は燃上する城を振り返って「ああ、城恋し」と嘆いたという。それで白小石という地名になった。場所は野根浦の東はずれで、いまは共同墓地になり、里神社という小祠もある。野根氏や安芸氏をはじめ、安芸郡下惟宗一族の始祖とされる曽我赤兄を祭っている。

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