⑥2 万福寺(まんぷくじ)と、法華経塔(ほっけきょうとう)



万福寺(まんぷくじ)と、法華経塔(ほっけきょうとう)

[万福寺]
  当初は舟越にあったが、寛文10年(1670)日琢上人の来訪を機に、法華宗(日蓮宗)檀家の甲浦庄屋島崎家や商人たちにより法華宗寺院として再建に着手し、天和3年(1683)に落慶した。宝永地震(1707)のあと、西町の現在地に移転再建された。本尊十界曼陀羅、経王堂、清正公堂、陸奥国藩主寄進の三十番神、法華経塔などがある。

[法華経塔・県指定史跡]
  万福寺参道の石段途中にある法華経塔は、貞亨元年(1684)建立で、同じものが高知市五台山と宿毛市にもあり、昭和54年に3基とも県史跡に指定。甲浦は南海地震のたび津波に襲われ津波の高さが次のように記録されている。  ※安政(1854)の南海地震のとき津波が経塔まで達した。
  ※昭和21年の南海地震の津波は石段5段目まで達した。

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