⑤5 岩佐番所跡(いわさばんしょあと)

岩佐番所跡(いわさばんしょあと)

  野根山街道は江戸時代、野根と奈半利を35㎞で結ぶ主往還で、そのほぼ中間の岩佐に内番所(うちばんしょ=藩内番所)があり、土佐三大関所のひとつだった。一般の旅人はもちろん、参勤交代でも利用された。野根山街道は養老2年(718)の開設とも言われる。徳川幕府により全国主街道に1里ごとに設置された一里塚が、ほぼ原型どおりに残るほか、野根山二十三士事件、土御門上皇の土佐配流、お産杉の伝説、宿屋杉、岩佐番所跡などの史跡や伝説も多い。現在、岩佐は北川村分だが、江戸時代は野根郷庄屋の管轄区域であった。昭和57~8年に「四国のみち野根山街道」遊歩道として整備された。

人気の投稿